習い事
少し前の話ですが・・・
一昨年の秋からお茶を習い始めた。興味はあったのだが、なんだか敷居が高い気がしたこと、都合の良い場所や時間のお教室がなかったこともあり、なかなか始められずにいた。しかし、知人が武者小路千家の先生をお招きしてお教室を開くことになり、そこに誘われたので、ようやく重い腰をあげた。興味があったといっても、礼儀作法の一つ?教養の一つ?花嫁修業の一つ?(今さら花嫁修業もないし、今の時代お茶が花嫁修業になるのかどうかわからないが)程度で、文化センターなどでちょっと体験できればという程度に思っていただけである。
お稽古は月に1回。先生は東京から来てくださり、午前10時から夜8時ごろまで、ずっとそこにいてくださるので、好きな時間に行けばいい。20人ほどの生徒さんが通っているが、みんなその日の都合次第で、人数が多く重なった場合は時間にゆとりのない人から譲り合ってお稽古をする。時間が許せばずっと他に人のお稽古が見学でき、急ぐ場合はお手前のお稽古が終ったらお先に失礼することもできる。男性の先生でとても優しくご指導してくださる。
そのお教室で5月にお茶会を開いた。お教室が始まってから1年半だというのに、2回目のお茶会である。1回目は半年ほどたったころに盆点前で簡単なお茶会を開き、今回は2回目で風炉点前のお茶会。4班に分かれ、受付・ご案内、お手前、水屋(2班)を担当するのだが、前回受付・ご案内だった私は今回なんとお手前!月に1回のお稽古だから続けていられるということもあるのだが、やはり月に1回では点前なかなか覚えられない。さて困った!しかし先生は「毎月お稽古してるんやから・・・」と微笑むだけ。(京都出身の先生の優しい言葉は、時として厳しいことも・・・)そこで特訓である!先生はいらっしゃらないが、お教室を運営している知人と、その仲良しさんが根気よく付き合ってくださり、私のほかにお点前当番であるお二人と特訓をしてくださった。しかし時間の都合もあり特訓は2日。あとは自主練習である。我が家にはお茶碗と茶筅しかないので、お茶の缶を棗、スプーンを茶杓、お玉を柄杓、ボールを建水や水差しにしての練習である。実はブログに書いたGWの博多の旅も、往復の新幹線の中はテキストを手にイメージトレーニング、夜はホテルでペンとコップを使って練習をしていた。
そしてお茶会当日。とても緊張したが、大きな失敗もなく?(先生には突っ込みどころ満載だったと思うが)終ってみれば気持ちのいい一日だった。
まどか先生のご縁でお煎茶道に出会ってからは、お煎茶の方が日常に生かせるかと思い、むしろそちらを習いたいと思っていた。それに、正直お稽古に行くのがちょっと面倒だなと思うこともあり、また正座が大の苦手だったり、実はそれほど和菓子が得意でなかったりで、心から積極的に通っていたお稽古ではなかった。しかし特訓をしていただき、人前でお点前をしてみて、ようやく少し楽しくなってきた気がする。着物を着て背筋を伸ばし、計算し尽くされたお点前をこなしていくのは、気持ちが凛とする。もう少し心にゆとりをもって、美しく手が動かせるようになりたいと思うようになった。そして何より、美味しい一服が立てられるようになりたい。
紅の花袱紗挟みし白き帯 ソーダ水
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)








